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済生館は、WHO/UNICEFより、平成17年に「赤ちゃんにやさしい病院(BFH)」に認定されています。
東北で2番目、山形県では初めての認定です。
「赤ちゃんにやさしい病院」では、WHO/UNICEFが提唱する「母乳育児を成功するための10ヵ条」を守りながら母乳育児を推進しています。母乳育児の大切さを地域の皆様にもご理解していただくために、院内はもとより院外の保健師、保育士、栄養士の方々と共に支援を続けています。
済生館での出産の最大の特徴は、分娩室に分娩台は無く、代わりに2.4×2.4mと余裕のある広いマットが設置されており、その上でフリースタイル出産をしていただくことです。赤ちゃんに問題がなければ出産後役2時間はそのまま早期母子接触が可能ですが、広いマット上なので赤ちゃんとゆったりした時間を持つことができます。また、出産時には陣痛誘発や会陰切開など必要以外の医療介入はなるべく行わないようにしています。その結果、会陰裂傷が生じなかったり軽度ですと、産後の行動も楽なので円滑に母乳育児を開始できるようになります。詳しくは後述の「出産」をご覧ください。
月曜日から金曜日までの午前中が通常の診療となります。産科と婦人科に分かれており、それぞれ曜日によって担当医師が決まっています。担当医師のご希望がある場合は、なるべくその曜日に来院していただくようにご協力ください。
産科医師・助産師が共に妊婦検診を行っています。共通のスタッフが外来と病棟を兼任していますので入院しても、退院後も同じスタッフが継続して診ていくことができます。
妊娠糖尿病やバセドウ病など合併症をお持ちの妊婦さんに対しても他科と綿密な連携をとることで安心してご出産していただけるように努めています。
妊娠中から母乳育児を成功させる方法の説明や乳頭チェックも行っています。
出産後、安心して母乳育児を続けていただけるように母乳外来を平日午前中の産科外来とは別に設け、乳房トラブル、授乳の悩み、卒乳などの様々な相談に応じています。
原則として予約制になっていますので産科外来へ電話連絡をお願いします。詳しくは後述の「育児」をご覧ください。
婦人科検診や、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症、卵巣腫瘍などの良性疾患、更年期障害、骨盤内蔵器脱など婦人科疾患全般の診断・治療を行っています。月経量が多い、月経が不規則などの月経異常、不正性器出血、下腹部痛、おりものの異常、外陰部のかゆみ、子宮が下がってくるなどの症状がある方は、気軽にご相談ください。
火曜日の午後には産褥一か月健診、木曜日の午後には子宮頸部異常形成に対する膣拡大鏡検査(子宮頸部精密検査)、子宮内膜ポリープや子宮粘膜下筋腫に対する子宮鏡検査などの特殊検査を行っています。
連携室を通してご紹介いただけると外来診療に余裕があるときは初診日でも検査を受けていただくことは可能です。
良性腫瘍のうち子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜ポリープ、卵巣腫瘍など対応可能なものは腹腔鏡や子宮鏡による鏡視下手術を積極的に行っております。
悪性腫瘍では、CTやMRIなどの精密検査をなるべく早く受けていただくことで迅速に診断するように努 めています。初期のがんの手術や抗がん剤治療を除き、進行期のがんなどの治療は大学病院などの高次医療施設に依頼しています。
▼里帰り出産の方法
特に事前の予約は必要ありません。遅くとも妊娠34週までに、健診を受けられている先生から紹介状をいただいて、ご来院ください。ご来院の際には、新患受付窓口で紹介状があることをお申し出ください。
新型コロナウィルス感染症の拡大に伴い、受診について注意事項がございます。
当院は産後ケア事業(乳房ケア)対象病院となっています。 産後、乳房に不調がある方や授乳に不安がある方は、市町村の助成を利用して、乳房ケア (通所型)を受けることができます。
詳しくはここをクリック内容 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 |
---|---|---|---|
1か月健診時の母乳率 | 68.6% | 69.6% | 60.9% |
分娩数 | 228件 | 214件 | 178件 |
手術 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 |
---|---|---|---|
腹式子宮全摘術 | 35件 | 26件 | 33件 |
帝王切開術 | 44件 | 44件 | 34件 |
その他の開腹手術 | 9件 | 15件 | 16件 |
全腹腔鏡下子宮全摘術 | 13件 | 11件 | 12件 |
その他の腹腔鏡下手術 | 32件 | 29件 | 30件 |
子宮鏡下手術 | 36件 | 38件 | 27件 |
子宮脱根治手術 | 10件 | 8件 | 1件 |
子宮頚部円錐切除術 | 39件 | 32件 | 43件 |
医師 氏名 | 所属学会 | 履歴 |
---|---|---|
酒井 伸嘉 | 日本産婦人科学会(指導医・専門医) 日本産婦人科医会 山形県産婦人科学会(理事) 山形県産婦人科医会(常務理事) 母体保護法指定医 日本周産期新生児医学会 |
S59年 山形大学卒 S63年 山形大学大学院修了(医学博士) R4年~ 山形大学医学部臨床教授(産科婦人科学分野担当) |
吉田 隆之 | 日本産科婦人科学会(指導医・専門医) 日本産婦人科医会 母体保護法指定医 日本周産期・新生児医学会(専門医) 日本東洋医学会(専門医) 日本女性医学学会(専門医) |
H13年 山形大学卒 |
立花 由花 | 日本産科婦人科学会(専門医) 日本婦人科腫瘍学会 日本周産期・新生児医学会 日本女性医学学会 日本緩和医療学会 日本臨床細胞学会 |
H29年 山形大学卒 |
佐野 詩織 | 日本産婦人科学会(専門医) | H31年 山形大学卒 |
山谷 日鶴 | 日本産科婦人科学会(指導医・専門医) 日本産婦人科医会 日本女性医学学会(指導医・専門医) |
H15年 山形大学卒 H25年 山形大学大学院修了(医学博士) |
区分 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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婦人科外来 | 新患:酒井、再診:山谷 | 新患:吉田、再診:酒井 | 新患:山谷、再診:吉田 | 新患:佐野、再診:吉田 | 新患:佐野、再診:山谷 |
産科外来 | 吉田 | 佐野 | 酒井 | 酒井 | 吉田 |
予約外来(午後) |