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糖尿病・内分泌内科 鈴木 亨
平成20年度から「特定健康診査(いわゆるメタボ健診)」がスタートしました。この健診は、冠動脈や脳血管での「動脈硬化性疾患」の原因として重要な内臓脂肪蓄積(内臓肥満)の早期診断のため、臍の高さで腹囲(ウエスト周囲長)を測定するものです。「メタボリックシンドローム(メタボ)」の診断基準は、男性85cm、女性では90cm以上の腹囲が必須項目で、さらに、高血糖や脂質異常、血圧高値のうち2つ以上の危険因子を持っていることとされています。「メタボ」と診断されると、保健指導を含めた治療が促され、保健指導を受けた人は受けなかった人に比べ、腹囲の減少と検査値が改善していることが厚生労働省から報告されています。