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脳神経外科 主任医長 近藤 礼
脳卒中とは脳へ血液を運ぶ血管が破裂したり詰まる病気の総称で、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の三つがあります。山形県は全国の中でも脳卒中の多い地域で、年間に3000人以上の新たな患者さんが発生しています。この病気が恐れられているのは、一度この病気になると多くの場合に後遺症が残り、今までしていた日常生活が続けられなくなるためです。実際、頑張って治療を受けても6割の患者さんは後遺症が残り、本邦の要介護の原因第1位となっています。そのため、脳卒中は罹ってから治すのではなく、罹らないようにすることが大切です。