- 文字サイズ
-
- 標準
- 拡大
- 背景色
-
- 白
- 黒
- 青
産婦人科長 佐藤 文彦
子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって引き起こされます。HPVは主に性交渉によって感染し、感染した人の千人に1から2人が、数年から10数年かかって、子宮頸がんを発症します。このHPVの感染を予防するのが子宮頸がん予防ワクチンです。ワクチンは3回の接種が必要で、1回目接種して、1月後と6月後の3回接種します。ワクチン接種は任意ですが、公費負担で行う事業が開始されました。山形市では中学生から、高校1年生の女子が対象です。しかし、いっせいに事業が始まって、全国的に供給不足に陥ってしまい、ワクチン接種が進んでいません。まもなく順調に行われるものと思われます。もちろん、対象年齢以外の方も安定供給されたら、接種を受けてください。