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整形外科長 増田啓治
腰痛は、日本人が日ごろの生活のなかで感じる症状としては最も多い症状といわれますが、その原因としては多くのさまざまな疾患があります。大部分の原因は背骨にありますが、腰椎の加齢による変化や骨や筋の損傷などでおきる腰痛は、動いた時に痛みが強くなる運動時痛であることが普通です。しかし、じっとしていても痛みを感じる自発痛でどんな姿勢をとっても楽にならないような安静時痛の時には、感染などによる炎症や腫瘍、尿管結石、動脈や膵臓などの内臓の病気、婦人科の病気などが原因となることがあります。