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山形市立病院済生館 山形市立病院済生館

〒990-8533 山形県山形市七日町一丁目3番26号
Tel.023-625-5555(代表)
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チーム医療

緩和ケアチーム(PCT)

緩和ケアチームとは・・・

緩和ケアとは、生命を脅かす疾患に伴う問題に直面している患者さんとそのご家族の、身体や心のつらさを和らげ、できるだけ快適な生活が送れるように支援する医療です。がんと診断された早期から、緩和ケアの提供が推奨されています。

緩和ケアチームは、痛みをはじめ、その他の身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな問題について、各診療科の担当医や看護師らと連携を取りながら、苦痛を軽減することを目指し、組織横断的に活動を行うチームです。医師や看護師、薬剤師、管理栄養士などが、協働し、緩和ケアの提供を行っています。
 

当院では、平成17年より緩和ケアチームを立ち上げ、院内に向けた活動を行っています。
また、地域がん診療連携拠点病院としての役割を果たすべく、院内外の緩和ケアの啓発、教育活動にも積極的に取り組んでいます。

〈構成メンバー〉 1.身体担当医(外科、消火器内科、呼吸器内科)
         2.副看護部長
         3.看護師長(地域医療連携室、6東病棟)
         4.看護師(緩和ケア認定看護師2名、がん化学療法看護認定看護師1名、
               がん薬物療法看護特定認定看護師1名)
         5.薬剤師(がん専門・指導薬剤師1名、緩和薬物療法認定薬剤師1名)
         6.管理栄養士
         7.がん相談員
         8.事務局

 

緩和ケア外来

当院では毎週水曜日に予約制での“緩和ケア外来”を行っています。緩和ケアチームの担当医と専従の緩和ケア認定看護師が対応します。
緩和ケア外来では、患者の身体のつらさや心のつらさを抱える患者、ご家族に対して、外来診療による緩和ケアを提供します。チラシ

 

悩んでいる時…私たちがサポートします。お気軽にお声掛けください!

担当医師

チームの担当医師は、主に痛みや嘔気、呼吸困難などの身体的な苦痛について診断し、緩和治療を検討します。がん以外の症状にも対応します。抗がん剤治療中であれば、治療背景に合わせた症状の対処法を検討します。

身体症状は精神状態や社会的な問題とも密接に関連してくることが多いため、他の多職種メンバーとも連携をとりながら診療にあたっています。

担当看護師

緩和ケアチームの看護師は、チームの中で中心となり、担当医師をはじめ、各専門スタッフと協力し活動しています。
身体的な症状や精神的なつらさなど、様々な症状や気がかりについて、直接患者さんやご家族からお気持ちを伺います。その上で、患者さんとご家族の想いを尊重しながら、「その人らしさ」を大切にしたケアを行っております。

病棟スタッフや緩和ケアチームとの橋渡しだけでなく、緩和ケアチーム内の連絡・調整役割も果たしながら、患者さんとご家族にとって最善の状態を提供できるようサポートさせていただきます。

化学療法担当看護師

私たち化学療法室のスタッフは、患者さんが治療を安全に受ける事ができるように努めています、また、ご自宅に戻られてからも、安心して生活が送れ、治療が継続できるように関わらさせて戴いています。患者さんが困っている事や、生活に及ぼす影響を捉えながら状況に応じた生活方法の声掛けをしています。

例えば、口内炎や味覚が変って食べることが大変になった時は、痛みを軽減したり、口腔内の改善を促す方法や食べやすい食品等を紹介します。また、痺れや脱毛で困っている時なども生活上のアドバイスを行います。

またそれらを患者さんと一緒に考え解決できるよう、医師・看護師・薬剤師等と連携しサポートできる体制を整えています。不安なことがあれば、いつでもどんな小さなことでもお伝えください。「いつでも相談できる」「頼りになる」という安心感を提供できるようにスタッフでサポートしていきます。

管理栄養士

入院中に適切な栄養管理が行われるように問診を行い、体重の変化、食欲・吐き気・下痢の有無、食物アレルギーの有無などについて伺い、計画しています。気になる症状や食事に関することなど何かありましたら申し出てください。

入院中は、食事内容や摂取量などを確認し、適切な栄養摂取ができるようサポートさせていただきます。食事や栄養についてご要望がありましたらご相談ください。

入院中や外来でも栄養相談を行っています。退院後の食事について不安や疑問などがありましたらお気軽にご相談ください。

薬剤師

当院では、各病棟にそれぞれ専任の薬剤師が配置され、病棟の医師、看護師など多職種と連携をとりながら、患者さん一人一人に合わせた薬物治療の提案、効果の確認、副作用のモニタリング、薬の説明などを行っています。

緩和ケアチームの薬剤師は、これら病棟の薬剤師と連携をとりながら、緩和ケア領域における薬物治療の調整を行っています。具体的には個々の患者さんに合わせた鎮痛薬や抗不安薬の提案・投与量の調節、そして副作用が生じた場合の対応等を薬学的な面からサポートしています。医療用麻薬などに対する患者さんの不安を取り除き、苦痛を取り除くためのお薬の説明も行います。薬について気になること、心配なことがあれば、いつでも相談してください。

相談員

がんに関する様々な相談をお受けしています。

病気に関することや経済的な問題だけでなく、不安な気持ちや心の辛さなど、何から話をしていいか分からない、誰に相談すればいいのか分からない…という気持ちを相談員がじっくり伺います。
情報や問題・気持ちの整理のお手伝いをしながら、一緒に考えてまいります。

相談の内容により多職種や他部門と連携しサポートします。 予約は必要ありませんし、料金もかかりません。
是非お気軽にご相談ください。


事務(管理課企画調整係)

緩和ケアチーム活動における準備や事務手続き、研究会および症例検討会等の運営など、チームスタッフがよりスムーズに活動し、患者さんへの支援が滞りなくできるよう様々な形でサポートしています。

 

相談したいこと、悩みを抱えていらっしゃる方は
是非相談してみてください。
まずは、外来や病棟の看護師に声をかけてください。

 

緩和ケア研修会

厚生労働省「がん対策推進基本計画」(平成24年6月閣議決定)では、がん診療に従事するすべての医師が緩和ケアに関する基本的な知識、技術を身につけることを重点目標としており、さらに「がん診療連携拠点病院の整備について」(平成30年7月31日付け健発0731第1号健康局長通知)では、がん診療連携拠点病院の指定要件として、「がん等の診療に携わる緩和ケア研修会の開催指針」に準拠した「緩和ケア研修会」を開催することが明示されています。

 

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